URA推進室で作成支援した研究成果のプレスリリースです
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100ナノメートル~1,000ナノメートルのナノ粒子を修飾することで脳の血液脳関門の透過を促進する環状ペプチドを発見しました。
アルポート症候群患者の遺伝子変異情報と、4 型コラーゲン三量体評価系を組み合わせることで、4 型コラーゲンの遺伝子型から、アルポート症候群における腎症の重症度を予測することが可能であることを証明しました。
インドネシア等の国々で、古くから食されている「メリンジョ」の種子抽出物が、善玉物質であるアディポネクチンを活性化するメカニズムを解明し、その効果に DsbA-L という遺伝子の型の違いが関与することを見出しました。
細胞核内のノンコーディングRNAにはヌクレオソームをこわれやすくして転写をコントロールする、という新しいはたらきがあることを発見しました。
物質の性質や機能性は構成元素のイオン価数など電子状態に大きく依存しますが、イオン価数を区別して原子構造を解析する手段はこれまでありませんでした。今回、電子状態(価数)が異なるイオンのまわりの原子の並び方を明確に区別することができる新しい技術を開発しました。
免疫細胞の一種であるマクロファージの働きを制御する細胞内タンパク質 FROUNT(フロント)を阻害することでがんを抑制できることを新たに発見しました。
顕微鏡の動画解析によって植物の細胞分裂時に出現する隔膜形成体の誕生直後の形をアクチン繊維*2が制御していることを発見しました。これまでは見逃されていた細胞分裂におけるアクチン繊維の役割を、動画解析技術を活用することではじめて見出すことができました。
凍結保存が極めて困難であったラット精子の凍結保存を効率化できる新たな技術の開発に成功しました。凍結精子を用いた体外受精・胚移植により、1匹の雄ラットから300匹以上の産子を作製することが可能になりました。
交通実態調査を利用して開発した新たな分析方法により,熊本都市圏の世帯不在率が1984年から2012年の28年間で上昇していることを明らかにしました。
ハイスループット実験・材料ビッグデータ・データ科学を基盤とした触媒インフォマティクスを実現することに成功しました。
KUMADAI耐熱マグネシウム(Mg97Zn1Y2 原子%)に微量の元素を添加することによって、1,000℃を超える発火温度を達成し、KUMADAI耐熱マグネシウムの不燃化に初めて成功しました。
石垣の輪郭だけでなく、石材の表面積の大きさ情報や既に照合が済んでいる石材の落下位置情報など、複合的な情報に基づいた石垣マッチングについて検討し、機械学習アルゴリズムを用いた石垣の照合手順を提案ました。
脳卒中や心血管疾患の再発予防のために使用され、血液をサラサラにする作用がある「低用量アスピリン療法」が 2型糖尿病患者において認知症予防の効果を有しているかを検証した結果、低用量アスピリン療法が2型糖尿病患者の女性の認知症発症リスクを低下させる可能性を明らかにしました。
これまで血中アディポネクチン値を高めることが生活習慣病改善や健康寿命の延伸に有益であると考えられていましたが、患者の病態によっては血中アディポネクチン値を高めることが必ずしも有益ではなく、むしろ循環器疾患発症の高リスクと関連することを示しました。
ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1)に感染した細胞DNAに存在するウイルス情報を網羅的かつ高精度に取得する、新しい解析方法を確立しました。
ゼニゴケを用いて、植物が無性的に増殖するためのクローン繁殖体「無性芽」が作られる仕組みを明らかにしました。
バルク(塊)状として最も古く得られた金属ガラスであるPd40Ni40P20の原子の並び方に、ガラスになりやすい特徴を見出しました。
乳がん細胞が治療環境をかいくぐって増殖するためには、非コードRNA分子「エレノア」を使ってゲノムの立体構造を変換し、遺伝子の使い方を変えて細胞死を克服する、という再発乳がんで今まで知られていなかった新しい仕組みを解明しました。
タンパク質の細胞内配送には間違いが起こりうること、しかしいったん配送先を間違っても配送をやり直す、すなわち校正を行うシステムが存在することをはじめて見出しました。
ヒトiPS 細胞から誘導した腎臓前駆細胞を試験管内で増やす方法を開発しました。
ヒトとイヌの情動の変化を、心拍変動解析を用いて、10 秒間隔で計測したところ、飼い主とイヌとの間で、同調した心拍変動が認められました。
複数のビーズ状分子「シクロデキストリン」の穴にひも状高分子を通し、両末端を接合した分子ネックレス「ポリカテナン」を簡便に合成することに成功しました。
細菌などを使うことなく、ナノ秒パルス高電界によって好中球を刺激してその細胞応答を引き起こすことに成功しました。
抹茶に不安を軽減させる効果があることを明らかにしました。
脂肪燃焼を誘導するNAD+-Sirt1と脂肪蓄積を誘導するFAD-LSD1の2つの経路がDOHaD説のメカニズムに関わる可能性について考察しました。
KEKの放射光実験施設 フォトンファクトリー・アドバンストリング(PF-AR)を用いて、金属内に伝搬する衝撃波によってナノ秒(1ナノ秒=10億分の1秒)の間に進行する金属組織の微細化を直接観測することに成功しました。
熱ショック転写因子が熱ストレスによるメダカの雄化を阻止することを発見しました。
細胞や組織に含まれる活性イオウと呼ばれる生体成分を人工的に増やすことができる新しい活性イオウ誘導体の開発に成功しました。