熊本大学 URA推進室

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URA推進室で作成支援した研究成果のプレスリリースです

2022年度 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015

  • 脳に薬剤を届けるナノカプセル送達技術を開発
    ー脳に効くバイオ医薬品開発への応用に期待ー

    2020/3/31
    生命科学研究部(薬) 大槻純男教授

    100ナノメートル~1,000ナノメートルのナノ粒子を修飾することで脳の血液脳関門の透過を促進する環状ペプチドを発見しました。


  • 遺伝性の難病腎炎「アルポート症候群」の遺伝子型から病気の重症度を予測するシステムの開発に成功!

    2020/3/10
    生命科学研究部(薬) 甲斐広文教授

    アルポート症候群患者の遺伝子変異情報と、4 型コラーゲン三量体評価系を組み合わせることで、4 型コラーゲンの遺伝子型から、アルポート症候群における腎症の重症度を予測することが可能であることを証明しました。


  • インドネシア原産の樹木「メリンジョ」種子抽出物の健康増進や肥満・糖尿病改善作用のメカニズムを解明
    ―善玉物質アディポネクチンの活性化が鍵―

    2020/3/5
    生命科学研究部(薬) 首藤剛准教授

    インドネシア等の国々で、古くから食されている「メリンジョ」の種子抽出物が、善玉物質であるアディポネクチンを活性化するメカニズムを解明し、その効果に DsbA-L という遺伝子の型の違いが関与することを見出しました。


  • ゲノムDNAの構造をこわれやすくして遺伝子の転写を制御するしくみを解明

    2020/3/3
    発生医学研究所 中尾光善教授

    細胞核内のノンコーディングRNAにはヌクレオソームをこわれやすくして転写をコントロールする、という新しいはたらきがあることを発見しました。


  • 価数の異なるイオンの周辺原子の並び方を区別できる新しい放射光X線利用技術

    2020/2/28
    先端科学研究部(理) 細川伸也教授

    物質の性質や機能性は構成元素のイオン価数など電子状態に大きく依存しますが、イオン価数を区別して原子構造を解析する手段はこれまでありませんでした。今回、電子状態(価数)が異なるイオンのまわりの原子の並び方を明確に区別することができる新しい技術を開発しました。


  • アルコール依存症治療薬「ジスルフィラム」が新しい標的タンパク(FROUNT:フロント)を阻害してがんを抑制することを発見
    ~世界初:マクロファージを調節する抗がん剤開発への新たな道~

    2020/1/30
    生命科学研究部(薬) 寺沢宏明教授

    免疫細胞の一種であるマクロファージの働きを制御する細胞内タンパク質 FROUNT(フロント)を阻害することでがんを抑制できることを新たに発見しました。


  • 植物の細胞分裂の動画解析で新発見
    ~細胞の仕切りを生み出す隔膜形成体の形を「アクチン繊維」が制御~

    2020/1/29
    IROAST 檜垣匠准教授

    顕微鏡の動画解析によって植物の細胞分裂時に出現する隔膜形成体の誕生直後の形をアクチン繊維*2が制御していることを発見しました。これまでは見逃されていた細胞分裂におけるアクチン繊維の役割を、動画解析技術を活用することではじめて見出すことができました。


  • 不妊の原因にかかわる遺伝子を発見
    -卵子や精子の形成に必要な細胞分裂のメカニズムを解明-

    2020/1/20
    発生医学研究所 石黒啓一郎准教授

    凍結保存が極めて困難であったラット精子の凍結保存を効率化できる新たな技術の開発に成功しました。凍結精子を用いた体外受精・胚移植により、1匹の雄ラットから300匹以上の産子を作製することが可能になりました。


  • 遺伝子改変ラット精子の凍結保存の効率化に成功

    2020/1/14
    生命資源研究・支援センター 中潟直己教授

    凍結保存が極めて困難であったラット精子の凍結保存を効率化できる新たな技術の開発に成功しました。凍結精子を用いた体外受精・胚移植により、1匹の雄ラットから300匹以上の産子を作製することが可能になりました。


  • 熊本都市圏の世帯不在率は28年間で41.3%から51.5%に10.2ポイント上昇
    交通実態調査を利用した新たな分析方法により実証

    2020/1/10
    くまもと水循環・減災研究教育センター 円山琢也准教授

    交通実態調査を利用して開発した新たな分析方法により,熊本都市圏の世帯不在率が1984年から2012年の28年間で上昇していることを明らかにしました。


  • ビッグデータが拓く新時代の触媒化学

    2019/12/24
    先端科学研究部(工) 大山順也准教授

    ハイスループット実験・材料ビッグデータ・データ科学を基盤とした触媒インフォマティクスを実現することに成功しました。


  • 成長し続けるKUMADAIマグネシウム合金 KUMADAI耐熱マグネシウム合金の不燃化に成功
    ~航空機部品などへの実用化に弾み!~

    2019/12/17
    先進マグネシウム国際研究センター 河村能人教授

    KUMADAI耐熱マグネシウム(Mg97Zn1Y2 原子%)に微量の元素を添加することによって、1,000℃を超える発火温度を達成し、KUMADAI耐熱マグネシウムの不燃化に初めて成功しました。


  • 熊本城の石垣復旧のためのマルチメディアに基づいた石垣照合技術

    2019/12/16
    先端科学研究部(工) 岡島寛准教授

    石垣の輪郭だけでなく、石材の表面積の大きさ情報や既に照合が済んでいる石材の落下位置情報など、複合的な情報に基づいた石垣マッチングについて検討し、機械学習アルゴリズムを用いた石垣の照合手順を提案ました。


  • 2型糖尿病女性患者における低用量アスピリン療法の認知症予防効果を臨床試験で明らかに

    2019/12/2
    保健センター 副島弘文准教授

    脳卒中や心血管疾患の再発予防のために使用され、血液をサラサラにする作用がある「低用量アスピリン療法」が 2型糖尿病患者において認知症予防の効果を有しているかを検証した結果、低用量アスピリン療法が2型糖尿病患者の女性の認知症発症リスクを低下させる可能性を明らかにしました。


  • アディポネクチンは善玉?それとも悪玉?
    ―高血圧患者における血中アディポネクチン高値は脳・心血管病の発症リスクに関連―

    2019/11/13
    生命科学研究部(医) 光山勝慶教授

    これまで血中アディポネクチン値を高めることが生活習慣病改善や健康寿命の延伸に有益であると考えられていましたが、患者の病態によっては血中アディポネクチン値を高めることが必ずしも有益ではなく、むしろ循環器疾患発症の高リスクと関連することを示しました。


  • ヒトT細胞白血病ウイルスに関する網羅的かつ高精度な新規ウイルス配列情報検出方法を確立
    〜同法を活用し日本人感染者約100例の網羅的ウイルス情報を取得〜

    2019/10/16
    ヒトレトロウイルス学共同研究センター 佐藤賢文教授

    ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1)に感染した細胞DNAに存在するウイルス情報を網羅的かつ高精度に取得する、新しい解析方法を確立しました。


  • 植物がクローン繁殖体をつくる仕組みをコケで解明
    ―重要遺伝子”KARAPPO”を発見―

    2019/10/4
    先端科学研究部(理) 澤進一郎教授

    ゼニゴケを用いて、植物が無性的に増殖するためのクローン繁殖体「無性芽」が作られる仕組みを明らかにしました。


  • 最古の金属ガラス原子の並び方に特徴を見つける
    ―国際的な放射光X線・中性子実験と最新のデータ解析から明らかに―

    2019/9/3
    先端科学研究部(理) 細川伸也教授

    バルク(塊)状として最も古く得られた金属ガラスであるPd40Ni40P20の原子の並び方に、ガラスになりやすい特徴を見出しました。


  • ゲノムDNAの立体構造から見えた乳がん細胞の弱点
    ―再発乳がんの治療に新たな道―

    2019/8/21
    発生医学研究所 中尾光善教授

    乳がん細胞が治療環境をかいくぐって増殖するためには、非コードRNA分子「エレノア」を使ってゲノムの立体構造を変換し、遺伝子の使い方を変えて細胞死を克服する、という再発乳がんで今まで知られていなかった新しい仕組みを解明しました。


  • タンパク質の細胞内輸送の校正システムを発見

    2019/8/15
    発生医学研究所 江崎雅俊助教

    タンパク質の細胞内配送には間違いが起こりうること、しかしいったん配送先を間違っても配送をやり直す、すなわち校正を行うシステムが存在することをはじめて見出しました。


  • ヒトiPS細胞からつくった腎臓の元細胞を増やすことに成功 ~腎臓の再生医療に向け前進~

    2019/7/26
    発生医学研究所 谷川俊祐助教

    ヒトiPS 細胞から誘導した腎臓前駆細胞を試験管内で増やす方法を開発しました。


  • イヌはヒトに共感する能力を有している ヒトの情動変化に応じたイヌの情動変化が観察された

    2019/7/17
    先端科学研究部(工) 山川俊貴准教授

    ヒトとイヌの情動の変化を、心拍変動解析を用いて、10 秒間隔で計測したところ、飼い主とイヌとの間で、同調した心拍変動が認められました。


  • シクロデキストリンから成る分子ネックレス「ポリカテナン」を簡便な方法で合成

    2019/7/4
    大学院先導機構 東大志准教授

    複数のビーズ状分子「シクロデキストリン」の穴にひも状高分子を通し、両末端を接合した分子ネックレス「ポリカテナン」を簡便に合成することに成功しました。


  • ナノ秒オーダーのきわめて短い電気刺激による免疫細胞の活性化

    2019/7/4
    パルスパワー科学研究所 矢野憲一教授

    細菌などを使うことなく、ナノ秒パルス高電界によって好中球を刺激してその細胞応答を引き起こすことに成功しました。


  • 抹茶が不安を軽減するメカニズムの一端を解明

    2019/6/7
    生命科学研究部(薬) 倉内祐樹助教

    抹茶に不安を軽減させる効果があることを明らかにしました。


  • 健康と病気の発生起源説(DOHaD説)を考察-やせと肥満を誘導する2つの酵素が働く可能性を指摘-

    2019/5/30
    発生医学研究所 中尾光善教授

    脂肪燃焼を誘導するNAD+-Sirt1と脂肪蓄積を誘導するFAD-LSD1の2つの経路がDOHaD説のメカニズムに関わる可能性について考察しました。


  • 衝撃破壊の瞬間、材料に何が起こるのか ~パルスX線の応用でナノ秒間に起こる現象の目撃に成功~

    2019/5/23
    パルスパワー科学研究所 川合伸明准教授

    KEKの放射光実験施設 フォトンファクトリー・アドバンストリング(PF-AR)を用いて、金属内に伝搬する衝撃波によってナノ秒(1ナノ秒=10億分の1秒)の間に進行する金属組織の微細化を直接観測することに成功しました。


  • 高水温によるメダカの雄化を熱ショック転写因子が阻止する

    2019/5/10
    先端科学研究部(理) 北野健准教授

    熱ショック転写因子が熱ストレスによるメダカの雄化を阻止することを発見しました。


  • 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功

    2019/4/2
    生命科学研究部(医) 澤智裕教授

    細胞や組織に含まれる活性イオウと呼ばれる生体成分を人工的に増やすことができる新しい活性イオウ誘導体の開発に成功しました。