熊本大学 URA推進室

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URA推進室で作成支援した研究成果のプレスリリースです

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  • hMTH1における幅広い基質特異性の仕組みを解明

    2017/3/29
    大学院生命科学研究部(薬) 山縣ゆり子教授

    酵素hMTH1において、複数の基質を識別して触媒反応をおこす仕組み(幅広い基質特異性)が熊本大学等の共同研究によって明らかになりました。


  • インターフェロン-βを産生するiPS細胞由来のミエロイド系免疫細胞による肝がん治療

    2017/3/28
    大学院生命科学研究部(医) 千住覚教授

    iPS細胞に由来する増殖性ミエロイド(iPS-ML)細胞は腫瘍関連マクロファージと似た挙動をすることが発見された細胞です。この細胞を、IFN-βをがん細胞へと輸送するドラッグデリバリーシステムとして改良し、肝がんの治療効果に繋がることを見出しました。


  • 血管分化を導く遺伝プログラムの一部を解明
    ―血管分化におけるヒストンと転写のはたらきを同定―

    2017/3/17
    生命資源研究・支援センター 南敬教授

    幹細胞が血管に分化する際の刺激に応じて、遺伝子の転写の状態を変化させる「ヒストンコード」が経時的に変化していることを突き止めました。また、血管分化に必須な転写因子群 (ETS/GATA/SOX) が新たな役割を持っていることを見出しました。


  • 細胞の老化を防ぐ酵素「SETD8」を発見

    2017/3/1
    発生医学研究所 中尾光善教授

    細胞の老化をブロックする酵素とそのしくみを初めて解明しました。老化のしくみの解明および制御法の開発につながることが期待されます。


  • 長時間効果が続き、かつ持続時間をコントロール可能なインスリン放出システムの開発に成功

    2017/2/27
    大学院生命科学研究部(薬) 有馬英俊教授

    安全で信頼性の高いインスリン放出システム『SPRA-PPRX技術』を開発しました。持続的かつコントロール可能なインスリン放出システムです。


  • 細胞分裂の際に染色体を均等に分ける新たなしくみを解明!

    2017/2/24
    大学院先端科学研究部(理) 谷時雄教授

    細胞分裂の際に染色体を均等に分ける新たなしくみを解明しました。無意味と思われていた非翻訳性RNAの配列に新機能があることが発見されたのです。

  • 急性腎障害に伴う肺障害

    2017/2/22
    医学部附属病院 齋藤秀之教授

    急性腎障害はしばしば呼吸器系の合併症を引き起こします。急性腎障害と急性肺障害の関係性が明らかになりました。

  • 揮発性有機化合物検出用の高感度ガスセンサーを開発

    2017/2/1
    大学院先端科学研究部(工) 木田徹也教授

    水素やエタノールなどの揮発性有機化合物を検出するガスセンサー感度を改善することに成功しました。

  • がんの放射線抵抗性を低下

    2017/1/13
    大学院生命科学研究部(医) 中山秀樹教授

    インターロイキン6とNrf2抗酸化経路の相互作用によって、放射線治療から保護されてしまうがん細胞があることが明らかになりました。

  • 日本産ワインは400年前に作られていたことが明らかに

    2017/1/6
    永青文庫研究センター 稲葉継陽教授

    九州の藩主がワイン造りを命じる400年前の古文書が熊本大学の永青文庫研究センターによって発見されました。

  • 可逆性小児肝不全におけるメカニズムを解明

    2016/12/26
    大学院生命科学研究部(医) 富澤一仁教授

    ミトコンドリア酵素Mtu1の欠損が肝機能および胚発生全般に多大な影響を及ぼすことが明らかになりました。

  • 慢性閉塞肺疾患、創薬研究が進展!忠実なモデルマウス作製に成功
    ~「酸化ストレス」、「セリンタンパク質分解酵素」が症状改善の鍵~

    2016/12/19
    大学院生命科学研究部(薬) 首藤剛准教授

    ヒトのCOPDの病態を忠実に再現するモデルマウスを国内で初めて作成し、「酸化ストレス」と「セリンタンパク質分解酵素」が、COPDの病気の進行に強く関わることを明らかにしました。

  • 細胞分裂のスイッチを人工的に作り出すことに成功!

    2016/11/24
    大学院先導機構 持田悟准教授

    細胞が分裂する際の“スイッチ”を人工的に作り出すことに成功しました。細胞分裂ではたらいている複数のスイッチの中ではじめてその仕組みが十分に理解された事例になります。

  • B型肝炎ウイルスに対する免疫応答の解明

    2016/11/24
    大学院生命科学研究部(医) 押海裕之教授

    ヒトB型肝炎ウイルス(HBV)の免疫応答の一端がツバイを用いた生体実験によって明らかになりました。

  • パスツール研究所との部局間協定調印式および生殖工学技術研修会を開催しました

    2016/11/10
    生命資源研究支援センター

    パスツール研究所において、熊本大学生命資源研究支援センターとパスツール研究所との部局間協定調印式および生殖工学技術研修会を開催しました。

  • 熊本発:ベルト型新規医療機器に肥満2 型糖尿病の治療効果があることを発見!

    2016/10/26
    大学院生命科学研究部(医) 近藤龍也講師

    熊本発の2型糖尿病治療機器(温熱微弱電流併用療法)の実用化に向けた臨床試験の結果を公表しました。

  • 閉経後の女性において、肺癌に関連する肺組織中に高濃度のエストロゲンが存在

    2016/10/25
    医学部附属病院 池田公英助教

    日本人女性における肺腺癌の患者数は、国内の喫煙率が低いにもかかわらず増加の傾向にあります。エストロゲンが肺癌の発症に関与していることが研究によって明らかになりました。

  • 腸内細菌叢の一つであるフソバクテリウムが食道がんの進展・予後に関与していた!

    2016/10/24
    大学院生命科学研究部(医) 馬場秀夫教授

    腸内細菌で歯周病の原因菌の一つ、「フソバクテリウム」が食道がんの進展に関与しており、食道がん治療のターゲットになりうる可能性が示唆されました。

  • 自動運転技術に新提案 雨天や悪路でも随時軌道修正できる手法を開発

    2016/10/17
    大学院先端科学研究部(工) 岡島寛准教授

    雨天や悪路などの路面環境の変化に強い自動運転計算法(アルゴリズム)の基礎研究成果を発表しました。

  • タマネギ由来の天然化合物に抗がん作用

    2016/10/19
    大学院生命科学研究部(医) 菰原義弘准教授

    タマネギから分離した天然化合物「Onion A (ONA)」に複数の抗がん作用があることを発見しました。

  • 耳を澄ませて声を「聴く」日本人
    相手の口を注視する英米人との違い明らかに
    -視線や脳波からみた言語・文化の影響

    2016/10/13
    文学部 積山薫教授

    目の前の相手の話を聞く際、日本人は声を聴くことに集中しており、まず相手の口を見てから声の聞き取りへと進む英米人とは、情報処理様式が大きく異なることを明らかにしました。

  • 越境汚染による日本の湖沼鉛汚染

    2016/10/2
    大学院先導機構 細野高啓准教授

    堆積速度を測る指標(CRSモデル)を用いて、日本の湖沼において鉛の蓄積速度が1900年から2009年の間に概ね加速していることを示しました。

  • 心不全の新たな発症メカニズム解明と新規遺伝子治療法の開発

    2016/9/28
    大学院生命科学研究部(医) 尾池雄一教授

    老化した細胞や様々なストレスを受けた細胞から過剰に分泌されるタンパク質である「アンジオポエチン様タンパク質2(ANGPT L2)」が、心筋の収縮力低下を引き起こし、心不全の発症・進展を促進することを明らかにしました。

  • 早期膵臓がんの血中バイオマーカー発見
    ~既存マーカーとの組み合わせで診断の性能向上が可能に~

    2016/9/21
    大学院生命科学研究部(薬) 大槻純男教授

    血液の解析により、早期膵臓がん患者の血中タンパク質のうちIGFBP2およびIGFBP3の量が変化しており、従来の膵臓がんバイオマーカーと組み合わせることで、これまで難しかった早期膵臓がん患者の診断が可能であることを明らかにしました。

  • HIVの単一遺伝子変異が異なったT細胞免疫応答を引き起こすことが判明

    2016/9/06
    エイズ学研究センター 滝口雅文教授

    単一HIV逃避変異におけるT細胞応答を分析した結果、HIV-1の単一変異とT細胞との間に共適応があることが明らかになりました。

  • 熊本大学のグループがアルポート症候群基金の海外助成金を獲得

    2016/8/30
    生命科学研究部(薬学) 甲斐広文教授

    米国アルポート症候群基金が公募するアルポート症候群研究助成に採択されました。日本人研究グループの採択はこれが初となる快挙です。

  • 日本人と欧米人で異なる脳内ネットワーク活性化
    -人は相手の話を聴く際、口の動きの視覚情報をどのように聴覚情報と統合するか-

    2016/8/12
    文学部 積山薫教授

    対面話者の話を聴く際に脳内ネットワークの活性化の仕方が、日本語母語者と英語母語者で異なることを明らかにしました。

  • 文学部民俗学研究室が平成28年熊本地震の被災農地(阿蘇市)にてドローンによる細密写真測量を実施
    ~創造的復興事業に有用な3Dモデル、等高線図、断面図を作成

    2016/8/9
    大学院社会文化学研究科 山下裕作教授

    ドローンにより約2haの圃場を4時間ほど写真測量し、1日の作業で高低5㎝レベルでの3Dモデルを作成、そのモデルより、計画検討に使用しうるコンタ(等高線図)と圃場断面図を作成することに成功しました。迅速な震災復興計画策定のための技術を現地試験により体系化することが可能となりました。

  • 腸内細菌叢が薬の効果に影響
    腸内細菌減少による薬物の代謝・排泄の変化を解明
    ~「抗菌薬・抗生物質」は他の薬との併用に要注意~

    2016/7/26
    大学院生命科学研究部(薬) 大槻純男教授

    腸内細菌叢(腸内フローラ)の変化による薬の効果への影響を理解するために、肝臓と腎臓における薬の効果に影響を与えるタンパク質の腸内細菌叢による変化を明らかにしました。

  • 新しい「壺型」ナノ炭素物質を開発(AIE社が注目すべき論文として紹介)

    2016/7/12
    大学院先端科学研究部(工) 横井裕之准教授

    壺の形状をもつ新規のナノ炭素物質「カーボンナノポット」を開発しました。その特性から、薬剤効果調節への応用などが期待されます。

  • 高齢者の難治性がんである「原発性骨髄線維症」の発症メカニズムを解明
    ~がん遺伝子を抑える薬としての有効性を確認~

    2016/7/12
    国際先端医学研究機構 指田吾郎特別招聘准教授

    高齢者に多いがんで有効な治療法がない原発性骨髄線維症の病態を遺伝子改変マウスにおいて再現することに成功しました。解析から発症メカニズムにつながるがん遺伝子の発現異常を発見、がん遺伝子の発現を抑える薬剤の治療薬としての有効性を確認しました。

  • 2億1500万年前の巨大隕石衝突による海洋生物絶滅の証拠を発見

    2016/7/8
    大学院先端科学研究部(理) 尾上哲治准教授

    今からおよそ2億1500万年前の三畳紀後期という時代に、直径3.3〜7.8kmの巨大隕石が地球に衝突し、海洋生物である放散虫やコノドントの絶滅を引き起こしたことを明らかにしました。

  • コケ植物の葉緑体に「壁」を発見

    2016/6/21
    大学院先端科学研究部(工) 高野博嘉教授

    世界で初めて緑色植物の葉緑体に存在するペプチドグリカンの可視化に成功し、コケ植物の葉緑体がペプチドグリカン「壁」で覆われていることを明らかにしました。葉緑体が二重の包膜のみで囲まれているとされていたこれまでの常識に変更を迫るものです。

  • 文献から見た熊本城:築城まもなくより自然災害による損壊と修復を繰り返し

    2016/6/13
    永青文庫研究センター 稲葉継陽教授

    2016年に起きた2回の地震により熊本城は甚大な損傷を受けました。築城以来の大きな危機だという印象を受けますが、歴史を紐解くと、熊本城は築城間もなくから自然災害による損壊とメンテナンスとを繰り返してきたことがわかりました。

  • 松田俊郎准教授らが推進する「EV バス、トラックの普及拡大を可能とする大型車用EV システム技術開発」プロジェクトが、環境省のCO2 排出削減のための技術開発・実証事業に採択されました!

    2016/6/8
    大学院先端科学研究部(工) 松田俊郎准教授

    実用化研究プロジェクトが、環境省の「平成28年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択されました(事業期間:平成28年度~30年度)。

  • 【お酒に弱い人は脂肪肝に注意!】遺伝的に活性アルデヒドを分解する酵素の働きが低い人は飲酒習慣がなくても脂肪肝を発症しやすいことを証明

    2016/5/24
    大学院生命科学研究部(薬) 鬼木健太郎助教

    遺伝的に活性アルデヒドを分解する酵素の働きが低い人(お酒に弱い人)は、飲酒習慣がなくても脂肪肝の発症リスクが高いことを、人間ドック受診者を対象とした臨床研究により初めて明らかにしました。

  • hitoeを活用したドライバー向け眠気検知システムの実証実験を開始

    2016/5/10
    大学院先導機構 山川俊貴テニュアトラック助教

    (共同研究)着用することで心拍などの生体情報を取得できるhitoeⓇ(ヒトエ)ウェアを活用したドライバー向け眠気検知システムを共同で開発し、眠気検知に関する本システムの有効性を検証する実証実験を開始します。

  • 水素ガス・酸素ガスで色と蛍光を制御する分子技術の開発に成功
    -水素・酸素ガス検知センサーや有機電子材料開発への応用に期待-

    2016/5/9
    大学院先端科学研究部(理) 石川勇人准教授

    クリーンなエネルギーとして注目されている水素ガス(H2)および酸素ガス(O2)と反応すると、色と蛍光が変化する分子の開発に世界で初めて成功しました。

  • 年齢・握力・ふくらはぎの太さから簡便に心臓病の重症化リスクを診断
    ー筋肉量の減少を測る「サルコペニアスコア」を心臓病患者にも適用ー

    2016/4/25
    大学院生命科学研究部(医) 泉家康宏助教

    筋肉量の減少(サルコペニア)を診断する簡単なテストが心臓病の重症化リスク評価に有用であることを、慢性心不全患者を対象とした臨床研究によって明らかにしました。

  • 腎臓の元となる細胞を増やすことに成功~腎臓の再生医療に向け前進~

    2016/4/15
    発生医学研究所 西中村隆一教授

    マウス胎仔由来およびヒトiPS細胞から誘導した腎臓前駆細胞を試験管内で増やす方法を開発しました。