【12月18日】人文社会科学系国際共同研究拠点キックオフシンポジウムを開催しました

人文社会科学系国際共同研究拠点では、平成26年12月18日(木)にキックオフシンポジウムを開催し、学内外から100名を越える参加者がありました。。

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 (ポスター:画像をクリック)

 

人文社会科学系国際共同研究拠点は本学において国際共同研究を推進すべく、生命、自然、人文社会の3拠点でそれぞれ形成された拠点の一つです。今回、3拠点の中で先陣を切ってキックオフシンポジウムの開催となりました。

 

基調講演では、筑波大学 大学研究センター長 吉武 博通 氏より人文社会科学の危機を大学の存在価値向上の好機と捉え、総合大学の中で生産性の高い分野が資金を獲得し、生産性の低い分野が知を提供する仕組みなどが提案されました。
また日立総合計画研究所 所長代理 田村 豊一郎 氏より、メーカーなどの企業において品質管理は技術的な問題だが、問題が起きた時の対処については人文社会科学の課題であること、また企業から大学の人文社会科学系分野へは、特に戦略的アプローチと実学を期待することなどが語られました。

 

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研究発表では、8名の人文社会科学系国際共同研究拠点メンバーよりそれぞれの取り組む最先端の国際共同研究について紹介がありました。

 

パネルディスカッションでは、国際水準の教育研究の展開を目指す上で、国際ランキングの過度な重視に対する警鐘など活発な議論が交わされました。

 

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一連のプログラムを通し、研究を国際化して分母を広げることで観点と知識が拡がり、質が向上することの認識を深め、国際共同研究拠点でより一層の成果を挙げていくことの必要性が共通理解として学内外に示された会となりました。

 

>>>以下 開催通知 

日時:2014年12月18日(木)13:00-17:30
場所:(黒髪南地区)工学部百周年記念館
基調講演:筑波大学 大学研究センター長 吉武 博通 氏
       「大学における人文社会科学系での国際共同研究の意義」
       日立総合計画研究所 所長代理 田村 豊一郎 氏
       「企業からみた人文社会科学系における国際共同研究への期待」
申込み: k-kyoten[a]jimu.kumamoto-u.ac.jp  ※[a]→@
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問合せ: マーケティング推進部 研究推進ユニット